遺憾千万ヌメキュワワー(剣盾ダブル)
2020年8月1日に行われた「ポケモン日本一決定戦2020」の本戦で使用した構築。
インターネット大会に出場して上位50名に入れば
「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021」の出場権が貰える!?
これは…やるしかないッ!
14時59分59秒
— りるたそ (@AngelRirtaso) 2020年8月1日
日本一決定戦お疲れ様でした!!!
INC MayとPJNOと今回の日本一決定戦は全てラプラス軸の構築を握りました!#ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/W5J6KH3hG3
14時59分59秒の時点で48位ッ…!
「日本で最も惜しいプレイヤー」になりました!惜しい系プレイヤーとしてこれからも惜しい対戦を披露出来るように精進していきたいと思います!!#ポケモン剣盾 pic.twitter.com/KP8eKybowo
— りるたそ (@AngelRirtaso) 2020年8月7日
遺憾千万ッ…!
(物事が思うようにならず、残念でたまらないようす。非常に心残りであるさま。)
はい、ということで(閑話休題)
使用構築を公開します。
遺憾千万ヌメキュワワー
以下個別紹介。
性格:おだやか 特性:ヒーリングシフト
持ち物:きあいのタスキ
実数値:158(252)-x-111(4)-102-178(252)-120
技:ギガドレイン フラワーヒール サイドチェンジ トリックルーム
ある意味で構築の軸となるポケモン。
行動保障としてタスキを持たせた上で耐久振り。
最初はリリバで運用していたが、手助け+ダイマ技などで
キュワワーに集中される事が多かった為、きあいのタスキを選択。
ポリゴンの台頭を危惧して特防補正を掛けているが
素早いポケモンから猫だましが飛んで来る事もあったためS振りも視野。
安直に隣のポケモンにギガドレを打つのが最善手とは限らない。
相手がダイジェット、追い風でスピードコントロールしてくる構築の場合や
明らかに初手トリルを狙ってくる場合はこちらもトリル選択が十分に視野に入る。
ラプラスと並べると相手がラプラスの弱点を突いてくれる事も多いので
ギガドレを選ばなくても高確率でラプラスの弱保が発動することも多々。
性格:ゆうかん 特性:そうしょく
持ち物:いのちのたま
実数値:188(180)-167(252)-100(76)-130-170-90
ラプラスを入れたパーティは晴れに遅れを取る事が多い為
流行していた晴れパに対する強力なメタ要素として採用。
採用するだけでキバナの女になれるのでお得なポケモン。
一般的には特殊アタッカーとして運用される事が多いが
キュワワーのギガドレで草食発動が出来るというメリットと
晴れに対しては物理技のほうが通りやすい点を考慮して両刀型に。
特性の草食でフシギバナのねむりごなを無効にしつつ
リザードン、コータスはダイロックで倒しつつ天候奪取出来るため
晴れパに対しては先発で出して行動する度にイニシアチブを取れる。
物理耐久はA142でA+4(袋叩き後)のコバルオンのダイスチル耐え。
返しのダイバーン+晴れダイバーンでBを無視してオッカコバルを落とす為
炎技は物理技の「ほのおのパンチ」ではなく特殊技の「だいもんじ」を選択。
キュワワーでトリルを張る事も多い為、勇敢でSを下げたデメリットはほぼなく
むしろ素早さが低いことによって得られる恩恵を強く感じた。
ゴリランダー
性格:いじっぱり 特性:グラスメイカー
持ち物:グラスシード
技:グラススライダー 10まんばりき アクロバット つるぎのまい
実数値:207(252)-194(252)-110-x-90-106(4)
キョダイマックス個体。
採用しているだけであらゆるポケモンを牽制出来る。
ラプラスを構築に入れていると相手のゴリラがウキウキで現れるため
この構築において「ゴリラに弱いゴリラを採用」することは致命的。
そこで「ゴリラに強いゴリラ」を追求した結果、アクロバット型に落ち着いた。
グラスライダーを打つぞ、という圧力をかけておきながら
水タイプが守るタイミングなどで剣舞を積むことで
フィニッシャーとして申し分のない性能を発揮してくれる。
ラプラスの壁下であれば多少強引に積んでいくことも。
ダイマックスを切ることも考慮してキョダイ個体にしたが
残念なことにドラムセットが豪華になることは一度もなかった。
エースバーン
性格:いじっぱり 特性:リベロ
持ち物:こだわりハチマキ
技:かえんボール とびひざげり とんぼがえり ふいうち
実数値:170(116)-184(252)-95-x-95-157(140)
通常個体。
令和のゲッコウガはウサギのような見た目をしている。
ハチマキリベロ蜻蛉はHB特化のイエッサン♀を75%で倒せる必殺技。
イエッサンのあの指に止まらせない強さを持つ。
行動するたびに規格外の火力を出せるので
相手のポケモンレベルが高ければ高いほど強さを発揮した。
要は相手がキモ・オタクであればあるほど強いウサギなのである。
キモオタクをのぞくとき、キモオタクもまたこちらをのぞいているのだ。
性格:ひかえめ 特性:ふゆう
持ち物:こだわりメガネ
技:10まんボルト オーバーヒート かみなり トリック
実数値:157(252)-x-127-172(252)-128(4)-106
ダイマックス枠を使わずに
環境上位のポケモンに対して強い点を評価して採用。
ラプラスで雨を降らせてから後発で繰り出せば
ノーリスクで眼鏡かみなりを連打出来るのが素晴らしい。
トリックでサマヨールにメガネをプレゼントしたりもするが
サマヨールは目がひとつしかないため、ちゃんとメガネが似合うのか?と
真剣に考えていたら技選択時間がなくなったりすることも多々あった。
対戦中の考えすぎには要注意である。
性格:ひかえめ 特性:うるおいボディ
持ち物:じゃくてんほけん
実数値:225(156)-94-113(100)-150(252)-115-80
キョダイマックス個体。
HBはA290セキタンザンの強化アイテムなし130岩技確耐え。
センリツはトゲキッス、ドラパルトといった上位層に高い打点を持てる上
壁で後発の耐久補助が出来る点が非常に偉い。
ラプラスは持ち前の耐久力と壁によってダイマックスターン終了後も
HPを僅かに残して場に残る事が多い為、礫はあると非常に便利。
説明不要な強さなので、改まって説明することもない。
~あとがき~
「壁で持久戦を狙う(ほろびのうた・サイクル系)」と
「壁でダメージレースで優位に立つビートダウン」の
2つに分けられると考えていて、この構築は後者。
2020年5月に人生で初めて真剣にダブルバトルを触り
運良くINC2020 Mayで10位達成。
「ポケモン日本一決定戦2020」の出場権が得られた事は素直に嬉しかった。
最後の最後であと1歩及ばなかったのは非常に残念、まさに遺憾千万ではあるが
トッププレイヤーと対等に戦えた経験は一生の思い出。
悔しい気持ちをバネにして、また諦めず戦っていきたい。
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最後まで読んで頂きありがとうございました。
対戦して下さった全てのプレイヤーの皆さんに感謝しています。