役割集中コケコグロスランド
6/3に開催された楡陵祭のポケモン大会で使用。
予選全勝1位抜けから優勝する事が出来た為、備忘録を兼ねて更新。
ポケモン名 | 性格 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カプ・コケコ | 控えめ | こだわり眼鏡 | 10万ボルト | ボルトチェンジ | マジカルシャイン | 草結び | エレキメイカー | |
メタグロス | 陽気 | メガ石 | コメットパンチ | 地震 | 冷凍パンチ | 雷パンチ | クリアボディ→硬い爪 | |
ランドロス霊獣 | 陽気 | 飛行Z | 地震 | 岩雪崩 | 空を飛ぶ | 剣の舞 | 威嚇 | |
ギャラドス | 陽気 | メガ石 | アクアテール | かみくだく | 挑発 | 竜の舞 | 威嚇→型破り | |
ナットレイ | 勇敢 | こだわり鉢巻 | ジャイロボール | パワーウィップ | タネマシンガン | はたきおとす | 鉄の棘 | |
ウルガモス | 控えめ | くさZ | だいもんじ | ソーラービーム | めざ氷 | 蝶の舞 | 炎の体 |
◆構築経緯
現環境における霊獣ランドロスというポケモンに着目。
地面のトップメタで持ち物や技も多様化しており
数こそ多いが、採用理由となると「パーティの補完」「サイクルのクッション」など
受動的なものが多く見受けられた。
そこで「霊獣ランドロスを起点に出来る霊獣ランドロス」が強いと確信し
剣舞飛行Zランドをパーティの軸とする事に決定。
しかし、ランドは素早さが不足している為
剣舞をしても全抜きするポテンシャルを持っているポケモンではない。
この事から、ランドで相手のポリ2やクレセリアなどの物理受けを崩し
後続のフィニッシャーで試合の主導権を握る役割集中の形が適切と考えた。
見せ合いでランドの剣舞を見破られてはいけないので
コケコやグロスを投入し、一般的なサイクルのように見せかける事を意識した。
■カプ・コケコ@こだわりメガネ エレキメイカー
控えめ 145-x-106(4)-161(252)-95-182(252)
10万ボルト ボルトチェンジ マジカルシャイン くさむすび
・10万ボルト(エレキ下)
147-125までのミミッキュ確1
・ボルトチェンジ(エレキ下)
191-150までのメガギャラドス確1
・マジカルシャイン
200-110までのメガボーマンダ確1
215-102までのカバルドン確2
196-111までの霊獣ランドロス確2
電気Zが強力かつ有名だからこそ強いメガネ型。
さらに性格も控えめにする事で火力を底上げし
サイクル戦における圧力を増大させた。
素早さを犠牲にした事でフィニッシャーとしての性能は劣る為
臆病のほうが使いやすいのは確かだが
実際に控えめの火力の恩恵で勝てた試合も多く、一長一短。
■メタグロス@メガ石 クリアボディ→硬い爪
陽気 165(76)-188(180)-170-x-130-178(252)
コメットパンチ じしん 冷凍パンチ 雷パンチ
・物理耐久
A216ランドロス地震(A216 A+1メガマンダの地震)を上から3つ切って耐える(87.2%〜103%)
ミラーも意識して最速。
A無振りでも全振りでも大抵のポケモンが確2になるような火力のポケモンなので
ASよりもAを削って軽く耐久調整したほうが扱いやすくなると思っている。
エレキフィールドとのシナジーを生かして受けループに圧力をかける為、雷パンチを採用。
地震はミラー、冷凍パンチはマンダと霊獣ランドに対しての有効打。
アイアンヘッドとコメットパンチ、どちらを採用すべきかかなり迷った。
アイへのメリットは命中安定と3割怯みによる無限の勝ち筋。
コメパンのメリットは火力と2割のA段階上昇による突破力。
前者は相手の交代際に発動しない追加効果であるのに対し、後者は発動の可能性がある。
交代合戦になるサイクル戦において交代際に発動する効果は有用であり
予選数戦中1回程度の外しであればリカバリー可能であると考えコメパンにした。
■ランドロス霊獣@ひこうZ 威嚇
陽気 165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
地震 岩雪崩 空を飛ぶ 剣の舞
・ファイナルダイブクラッシュ(ひこうZ)
187-94 アシレーヌ 確1(110.6%〜130.4%)
191-150 メガマンダ A+1で確1(102%〜119.8%)
196-110 霊獣ランド A+1で確1(134.6%〜159.1%)
215-187 カバルドン A+2で高乱数1(96.7%〜114.4%)
227-189 クレセリア A+2で中乱数1(90.3%〜107%)
191-234 ポリゴン2 A+2で超低乱数1(86.9%〜102.6%)
204-123 テッカグヤ A+4で確1(115.6%〜136.2%)
本構築の主軸。
剣舞をしてもクレセポリ2を一撃で落とすのは難しいが
物理受けとしての機能を消失させるに十分なダメージを与えた時点で
役割集中としての遂行は完了となる為、特に問題はない。
相手の霊獣ランドロスやカプ・コケコを起点にしていく。
コケコにはめざ氷を撃たれる危険性もあるため
霊獣ランド対面で積んでいくのが最も理想的。
剣舞後に少しでも抜ける範囲を増やすために今回は陽気としたが
意地っ張りでの耐久調整も一考。
■ギャラドス@メガ石 威嚇→型破り
陽気 171(4)-207(252)-129-x-150-146(252)
アクアテール かみくだく 挑発 竜の舞
・アクアテール
145-106 カプ・コケコ A+1で確1(102%〜120.6%)
・かみくだく
155-170 メガメタグロス A+1で確1(108.3%〜127.7%)
メタグロスが弱いポケモン(リザードンやミミッキュ)に対して強い為、第二のメガ枠として採用。
たきのぼりではA+1でコケコを確定に出来ない為、泣く泣くアクアテールに。
アクアテールを選択するたびに寿命が1ヶ月縮んだ。優勝した喜びで寿命が1年延びていなければ危ない所だった。
努力値も技も平凡なので、特筆すべき事はないが
コケコランドギャラという選出がシンプルに強力だった。
■ナットレイ@こだわり鉢巻 鉄の棘
勇敢 181(252)-160(252)-151-x-137(4)-22(最遅)
ジャイロボール パワーウィップ タネマシンガン はたきおとす
水の一貫を切る目的で採用。
キノガッサやジャローダでも良いとは思うが
コケコのボルチェンからの鉢巻ジャイロなどの崩し性能を評価してナットレイにした。
■ウルガモス@くさZ 炎の体
控えめ 161-x-85-170(252)-125-152(252)
だいもんじ ソーラービーム めざ氷 蝶の舞
・ブルームシャインエクストラ
187-136 アシレーヌ確1(115.5%〜136.8%)
215-136 カバルドン 確1(100.4%〜119%)
207-135 チョッキスイクン C+1で確1(105.3%〜124.6%)
・めざ氷
202-142 メガボーマンダ C+1で超高乱数1(99%〜116.8%)
あまりにもナットレイに弱い構築になったので
ナットレイを選出したらウルガモスで舞うぞという選出圧力をかけるため採用。
流用個体なので大文字になっているが、火炎放射か炎の舞のほうが強い。
グロスコケコランドレヒレのような並びを1体で見るため草Zを持たせた。
◆後書き
役割集中としての動きが構築の基本形だが
相手の構築や選出に応じてサイクル、積みサイクルといったように
動きを変える事が出来、勝ち筋を複数用意する事が出来たのが強かった。
今後も「Z技による役割破壊」というアプローチで7世代の対戦環境をもう少し研究していきたい。
◆反省点
ナットレイとウルガモスの採用理由が曖昧だった為
選出機会が少なく、コケコグロスランドギャラの4体でほぼ全ての試合をこなした。
見せポケとしての役割は十分に果たしていたと思うが
今後は6体全てに瞭然とした役割を持たせる事で、より隙のないパーティを構築したい。
◆基本選出
コケコグロスランド(役割集中)
コケコランドギャラ(役割集中)
コケコギャラナット(サイクル)
ギャラガモス+1(積みサイクル)
北大祭で対戦して下さった皆様、そして運営スタッフの皆様ありがとうございました。