遺憾千万ヌメキュワワー(剣盾ダブル)
2020年8月1日に行われた「ポケモン日本一決定戦2020」の本戦で使用した構築。
インターネット大会に出場して上位50名に入れば
「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021」の出場権が貰える!?
これは…やるしかないッ!
14時59分59秒
— りるたそ (@AngelRirtaso) 2020年8月1日
日本一決定戦お疲れ様でした!!!
INC MayとPJNOと今回の日本一決定戦は全てラプラス軸の構築を握りました!#ポケモン剣盾 #NintendoSwitch pic.twitter.com/W5J6KH3hG3
14時59分59秒の時点で48位ッ…!
「日本で最も惜しいプレイヤー」になりました!惜しい系プレイヤーとしてこれからも惜しい対戦を披露出来るように精進していきたいと思います!!#ポケモン剣盾 pic.twitter.com/KP8eKybowo
— りるたそ (@AngelRirtaso) 2020年8月7日
遺憾千万ッ…!
(物事が思うようにならず、残念でたまらないようす。非常に心残りであるさま。)
はい、ということで(閑話休題)
使用構築を公開します。
遺憾千万ヌメキュワワー
以下個別紹介。
性格:おだやか 特性:ヒーリングシフト
持ち物:きあいのタスキ
実数値:158(252)-x-111(4)-102-178(252)-120
技:ギガドレイン フラワーヒール サイドチェンジ トリックルーム
ある意味で構築の軸となるポケモン。
行動保障としてタスキを持たせた上で耐久振り。
最初はリリバで運用していたが、手助け+ダイマ技などで
キュワワーに集中される事が多かった為、きあいのタスキを選択。
ポリゴンの台頭を危惧して特防補正を掛けているが
素早いポケモンから猫だましが飛んで来る事もあったためS振りも視野。
安直に隣のポケモンにギガドレを打つのが最善手とは限らない。
相手がダイジェット、追い風でスピードコントロールしてくる構築の場合や
明らかに初手トリルを狙ってくる場合はこちらもトリル選択が十分に視野に入る。
ラプラスと並べると相手がラプラスの弱点を突いてくれる事も多いので
ギガドレを選ばなくても高確率でラプラスの弱保が発動することも多々。
性格:ゆうかん 特性:そうしょく
持ち物:いのちのたま
実数値:188(180)-167(252)-100(76)-130-170-90
ラプラスを入れたパーティは晴れに遅れを取る事が多い為
流行していた晴れパに対する強力なメタ要素として採用。
採用するだけでキバナの女になれるのでお得なポケモン。
一般的には特殊アタッカーとして運用される事が多いが
キュワワーのギガドレで草食発動が出来るというメリットと
晴れに対しては物理技のほうが通りやすい点を考慮して両刀型に。
特性の草食でフシギバナのねむりごなを無効にしつつ
リザードン、コータスはダイロックで倒しつつ天候奪取出来るため
晴れパに対しては先発で出して行動する度にイニシアチブを取れる。
物理耐久はA142でA+4(袋叩き後)のコバルオンのダイスチル耐え。
返しのダイバーン+晴れダイバーンでBを無視してオッカコバルを落とす為
炎技は物理技の「ほのおのパンチ」ではなく特殊技の「だいもんじ」を選択。
キュワワーでトリルを張る事も多い為、勇敢でSを下げたデメリットはほぼなく
むしろ素早さが低いことによって得られる恩恵を強く感じた。
ゴリランダー
性格:いじっぱり 特性:グラスメイカー
持ち物:グラスシード
技:グラススライダー 10まんばりき アクロバット つるぎのまい
実数値:207(252)-194(252)-110-x-90-106(4)
キョダイマックス個体。
採用しているだけであらゆるポケモンを牽制出来る。
ラプラスを構築に入れていると相手のゴリラがウキウキで現れるため
この構築において「ゴリラに弱いゴリラを採用」することは致命的。
そこで「ゴリラに強いゴリラ」を追求した結果、アクロバット型に落ち着いた。
グラスライダーを打つぞ、という圧力をかけておきながら
水タイプが守るタイミングなどで剣舞を積むことで
フィニッシャーとして申し分のない性能を発揮してくれる。
ラプラスの壁下であれば多少強引に積んでいくことも。
ダイマックスを切ることも考慮してキョダイ個体にしたが
残念なことにドラムセットが豪華になることは一度もなかった。
エースバーン
性格:いじっぱり 特性:リベロ
持ち物:こだわりハチマキ
技:かえんボール とびひざげり とんぼがえり ふいうち
実数値:170(116)-184(252)-95-x-95-157(140)
通常個体。
令和のゲッコウガはウサギのような見た目をしている。
ハチマキリベロ蜻蛉はHB特化のイエッサン♀を75%で倒せる必殺技。
イエッサンのあの指に止まらせない強さを持つ。
行動するたびに規格外の火力を出せるので
相手のポケモンレベルが高ければ高いほど強さを発揮した。
要は相手がキモ・オタクであればあるほど強いウサギなのである。
キモオタクをのぞくとき、キモオタクもまたこちらをのぞいているのだ。
性格:ひかえめ 特性:ふゆう
持ち物:こだわりメガネ
技:10まんボルト オーバーヒート かみなり トリック
実数値:157(252)-x-127-172(252)-128(4)-106
ダイマックス枠を使わずに
環境上位のポケモンに対して強い点を評価して採用。
ラプラスで雨を降らせてから後発で繰り出せば
ノーリスクで眼鏡かみなりを連打出来るのが素晴らしい。
トリックでサマヨールにメガネをプレゼントしたりもするが
サマヨールは目がひとつしかないため、ちゃんとメガネが似合うのか?と
真剣に考えていたら技選択時間がなくなったりすることも多々あった。
対戦中の考えすぎには要注意である。
性格:ひかえめ 特性:うるおいボディ
持ち物:じゃくてんほけん
実数値:225(156)-94-113(100)-150(252)-115-80
キョダイマックス個体。
HBはA290セキタンザンの強化アイテムなし130岩技確耐え。
センリツはトゲキッス、ドラパルトといった上位層に高い打点を持てる上
壁で後発の耐久補助が出来る点が非常に偉い。
ラプラスは持ち前の耐久力と壁によってダイマックスターン終了後も
HPを僅かに残して場に残る事が多い為、礫はあると非常に便利。
説明不要な強さなので、改まって説明することもない。
~あとがき~
「壁で持久戦を狙う(ほろびのうた・サイクル系)」と
「壁でダメージレースで優位に立つビートダウン」の
2つに分けられると考えていて、この構築は後者。
2020年5月に人生で初めて真剣にダブルバトルを触り
運良くINC2020 Mayで10位達成。
「ポケモン日本一決定戦2020」の出場権が得られた事は素直に嬉しかった。
最後の最後であと1歩及ばなかったのは非常に残念、まさに遺憾千万ではあるが
トッププレイヤーと対等に戦えた経験は一生の思い出。
悔しい気持ちをバネにして、また諦めず戦っていきたい。
――――
最後まで読んで頂きありがとうございました。
対戦して下さった全てのプレイヤーの皆さんに感謝しています。
りるたそ生誕祭のお知らせ!
皆様、真皇杯北海道地区予選にご参加いただき誠にありがとうございました。
参加者皆様のお陰で無事終える事が出来ました。
さて、突然ですが6月24日(土)はりるたその誕生日です。
そのため、6月25日(日)にりるたそ生誕祭を開催いたします。
開催日:6月25日(日) 19時00分〜
場所:炭火焼 炭○北24条店(北海道札幌市北区北24条西4丁目栄成実業ビル2F)
費用:一人3000円(税込)
生誕祭のみ参加の方は19時00分にお店の前へ現地集合願います。
生誕祭と銘打っていますが
ただポケモン勢で集まって適当に食べて飲んではしゃごうという気軽な会です。
りるたそを知っているという方であればどなたでも大歓迎です。
参加希望の方は当記事にコメントかTwitterにリプライをお願いします。
※Twitterなどで以前に「参加希望」と言って下さった方も
念のため、もう一度確認として参加申請をお願いします。
参加申請テンプレート
【ハンドルネーム】
【おもしろい一言】
募集締切:6月22日 23時59分
■参加者一覧■
1:りるたそ
2:ツイン
3:あなや
4:ジェニファ
5:朱雀
6:かっち
7:leondaichi
8:みなみうり
9:しろがね
下記宣伝。
プロデザイナーと協力し、りるおふ!のオリジナルTシャツを制作致しました。
左側のデザインは今後「りるおふ!」の優勝景品としてお渡しする予定ですので
手にした方は部屋着やパジャマ、雑巾として活用して頂ければと思います。
右側のデザインは最高レべルの吸汗速乾素材を使用したスポーツにも使える仕様です。
2枚だけ制作致しました。世界に2枚しかないTシャツです。
りるたそとペアルックになりたい方、いかがでしょうか。
購入時のデザイン料、版代、送料などは一切頂きません。
先着1名の方へ原価のみでお譲り致します。(税込2700円)
希望者はTwitterなどで連絡を頂ければ、生誕祭へ持っていってお渡し致します。
あなやさんへの販売が決定致しましたので、締め切りです。
以上、宜しくお願い致します。
不明点があればTwitter:@AngelRirtaso
に連絡下さい。
役割集中コケコグロスランド
6/3に開催された楡陵祭のポケモン大会で使用。
予選全勝1位抜けから優勝する事が出来た為、備忘録を兼ねて更新。
ポケモン名 | 性格 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カプ・コケコ | 控えめ | こだわり眼鏡 | 10万ボルト | ボルトチェンジ | マジカルシャイン | 草結び | エレキメイカー | |
メタグロス | 陽気 | メガ石 | コメットパンチ | 地震 | 冷凍パンチ | 雷パンチ | クリアボディ→硬い爪 | |
ランドロス霊獣 | 陽気 | 飛行Z | 地震 | 岩雪崩 | 空を飛ぶ | 剣の舞 | 威嚇 | |
ギャラドス | 陽気 | メガ石 | アクアテール | かみくだく | 挑発 | 竜の舞 | 威嚇→型破り | |
ナットレイ | 勇敢 | こだわり鉢巻 | ジャイロボール | パワーウィップ | タネマシンガン | はたきおとす | 鉄の棘 | |
ウルガモス | 控えめ | くさZ | だいもんじ | ソーラービーム | めざ氷 | 蝶の舞 | 炎の体 |
◆構築経緯
現環境における霊獣ランドロスというポケモンに着目。
地面のトップメタで持ち物や技も多様化しており
数こそ多いが、採用理由となると「パーティの補完」「サイクルのクッション」など
受動的なものが多く見受けられた。
そこで「霊獣ランドロスを起点に出来る霊獣ランドロス」が強いと確信し
剣舞飛行Zランドをパーティの軸とする事に決定。
しかし、ランドは素早さが不足している為
剣舞をしても全抜きするポテンシャルを持っているポケモンではない。
この事から、ランドで相手のポリ2やクレセリアなどの物理受けを崩し
後続のフィニッシャーで試合の主導権を握る役割集中の形が適切と考えた。
見せ合いでランドの剣舞を見破られてはいけないので
コケコやグロスを投入し、一般的なサイクルのように見せかける事を意識した。
■カプ・コケコ@こだわりメガネ エレキメイカー
控えめ 145-x-106(4)-161(252)-95-182(252)
10万ボルト ボルトチェンジ マジカルシャイン くさむすび
・10万ボルト(エレキ下)
147-125までのミミッキュ確1
・ボルトチェンジ(エレキ下)
191-150までのメガギャラドス確1
・マジカルシャイン
200-110までのメガボーマンダ確1
215-102までのカバルドン確2
196-111までの霊獣ランドロス確2
電気Zが強力かつ有名だからこそ強いメガネ型。
さらに性格も控えめにする事で火力を底上げし
サイクル戦における圧力を増大させた。
素早さを犠牲にした事でフィニッシャーとしての性能は劣る為
臆病のほうが使いやすいのは確かだが
実際に控えめの火力の恩恵で勝てた試合も多く、一長一短。
■メタグロス@メガ石 クリアボディ→硬い爪
陽気 165(76)-188(180)-170-x-130-178(252)
コメットパンチ じしん 冷凍パンチ 雷パンチ
・物理耐久
A216ランドロス地震(A216 A+1メガマンダの地震)を上から3つ切って耐える(87.2%〜103%)
ミラーも意識して最速。
A無振りでも全振りでも大抵のポケモンが確2になるような火力のポケモンなので
ASよりもAを削って軽く耐久調整したほうが扱いやすくなると思っている。
エレキフィールドとのシナジーを生かして受けループに圧力をかける為、雷パンチを採用。
地震はミラー、冷凍パンチはマンダと霊獣ランドに対しての有効打。
アイアンヘッドとコメットパンチ、どちらを採用すべきかかなり迷った。
アイへのメリットは命中安定と3割怯みによる無限の勝ち筋。
コメパンのメリットは火力と2割のA段階上昇による突破力。
前者は相手の交代際に発動しない追加効果であるのに対し、後者は発動の可能性がある。
交代合戦になるサイクル戦において交代際に発動する効果は有用であり
予選数戦中1回程度の外しであればリカバリー可能であると考えコメパンにした。
■ランドロス霊獣@ひこうZ 威嚇
陽気 165(4)-197(252)-110-x-100-157(252)
地震 岩雪崩 空を飛ぶ 剣の舞
・ファイナルダイブクラッシュ(ひこうZ)
187-94 アシレーヌ 確1(110.6%〜130.4%)
191-150 メガマンダ A+1で確1(102%〜119.8%)
196-110 霊獣ランド A+1で確1(134.6%〜159.1%)
215-187 カバルドン A+2で高乱数1(96.7%〜114.4%)
227-189 クレセリア A+2で中乱数1(90.3%〜107%)
191-234 ポリゴン2 A+2で超低乱数1(86.9%〜102.6%)
204-123 テッカグヤ A+4で確1(115.6%〜136.2%)
本構築の主軸。
剣舞をしてもクレセポリ2を一撃で落とすのは難しいが
物理受けとしての機能を消失させるに十分なダメージを与えた時点で
役割集中としての遂行は完了となる為、特に問題はない。
相手の霊獣ランドロスやカプ・コケコを起点にしていく。
コケコにはめざ氷を撃たれる危険性もあるため
霊獣ランド対面で積んでいくのが最も理想的。
剣舞後に少しでも抜ける範囲を増やすために今回は陽気としたが
意地っ張りでの耐久調整も一考。
■ギャラドス@メガ石 威嚇→型破り
陽気 171(4)-207(252)-129-x-150-146(252)
アクアテール かみくだく 挑発 竜の舞
・アクアテール
145-106 カプ・コケコ A+1で確1(102%〜120.6%)
・かみくだく
155-170 メガメタグロス A+1で確1(108.3%〜127.7%)
メタグロスが弱いポケモン(リザードンやミミッキュ)に対して強い為、第二のメガ枠として採用。
たきのぼりではA+1でコケコを確定に出来ない為、泣く泣くアクアテールに。
アクアテールを選択するたびに寿命が1ヶ月縮んだ。優勝した喜びで寿命が1年延びていなければ危ない所だった。
努力値も技も平凡なので、特筆すべき事はないが
コケコランドギャラという選出がシンプルに強力だった。
■ナットレイ@こだわり鉢巻 鉄の棘
勇敢 181(252)-160(252)-151-x-137(4)-22(最遅)
ジャイロボール パワーウィップ タネマシンガン はたきおとす
水の一貫を切る目的で採用。
キノガッサやジャローダでも良いとは思うが
コケコのボルチェンからの鉢巻ジャイロなどの崩し性能を評価してナットレイにした。
■ウルガモス@くさZ 炎の体
控えめ 161-x-85-170(252)-125-152(252)
だいもんじ ソーラービーム めざ氷 蝶の舞
・ブルームシャインエクストラ
187-136 アシレーヌ確1(115.5%〜136.8%)
215-136 カバルドン 確1(100.4%〜119%)
207-135 チョッキスイクン C+1で確1(105.3%〜124.6%)
・めざ氷
202-142 メガボーマンダ C+1で超高乱数1(99%〜116.8%)
あまりにもナットレイに弱い構築になったので
ナットレイを選出したらウルガモスで舞うぞという選出圧力をかけるため採用。
流用個体なので大文字になっているが、火炎放射か炎の舞のほうが強い。
グロスコケコランドレヒレのような並びを1体で見るため草Zを持たせた。
◆後書き
役割集中としての動きが構築の基本形だが
相手の構築や選出に応じてサイクル、積みサイクルといったように
動きを変える事が出来、勝ち筋を複数用意する事が出来たのが強かった。
今後も「Z技による役割破壊」というアプローチで7世代の対戦環境をもう少し研究していきたい。
◆反省点
ナットレイとウルガモスの採用理由が曖昧だった為
選出機会が少なく、コケコグロスランドギャラの4体でほぼ全ての試合をこなした。
見せポケとしての役割は十分に果たしていたと思うが
今後は6体全てに瞭然とした役割を持たせる事で、より隙のないパーティを構築したい。
◆基本選出
コケコグロスランド(役割集中)
コケコランドギャラ(役割集中)
コケコギャラナット(サイクル)
ギャラガモス+1(積みサイクル)
北大祭で対戦して下さった皆様、そして運営スタッフの皆様ありがとうございました。
ドサイドンビートダウンver1.1
1/7-8に開催されたSGC シングル厨のつどいで主に使用した構築。
ポケモン名 | 性格 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
カプ・コケコ | 控えめ | 命の珠 | 10万ボルト | マジカルシャイン | 挑発 | 身代わり | エレキメイカー |
ボーマンダ | 意地っ張り | メガ石 | 捨て身タックル | 地震 | 羽休め | 龍の舞 | 威嚇→スキン |
ドサイドン | 勇敢 | いわZ | じしん | 岩石砲 | 氷の牙 | 瓦割り | ハードロック |
ミミッキュ | 陽気 | 光の粘土 | シャドークロー | 鬼火 | 挑発 | 光の壁 | ばけのかわ |
ハッサム | 意地っ張り | メガ石 | バレットパンチ | 泥棒 | 剣の舞 | 羽休め | テクニ→テクニ |
カプ・レヒレ | 控えめ | 食べ残し | 波乗り | ムーンフォース | 身代わり | 瞑想 | ミストメイカー |
◆構築経緯
環境トップのポケモンや並びを使用すれば常に対策される危険性がある。
対策には「見える対策」と「見えない対策」があると考えており
例えば自身がテッカグヤを使用している場合に
相手のカプ・コケコやカプ・レヒレは前者、ほのおZガブリアスは後者にあたる。
見える対策を防ぐ事は容易だが、見えない対策は選出時点で確実な判断は出来ない為
相手のポケモンの並びなどから「推測」する事しか出来ず、安定性に欠ける。
以上の事から環境トップとされる公知のアーキタイプでは勝ちにくいと考え
「環境トップ対策」を最優先事項として構築をスタート。
ここまで書いた事と矛盾しているが
近年のポケモンは火力が上がっている為、メタるよりも役割集中対面構築のように
攻め続ける方がイージーウィンを狙いやすいのは確かである。
よって今回はそれらを克服するべく後手に回らない「攻めるメタ構築」を目指した。
メタ対象は直近の九尾杯などで結果を残しており
レート等の使用率でも上位を占めているボーマンダ+カプ・コケコ+鋼+地面の並び。
上記の並びに強いポケモンとして代表的なのはマンムーだが
マンムーはボーマンダに後出し不可能で、相手の後続にかける圧力が低いという弱点がある。
ボーマンダに後出し可能で相手の後続に多大な圧力をかけられるポケモンとして
いわZドサイドンに白羽の矢が立ち、これを主軸として構築する事に決定。
ドサイドンが出しにくい場合の強力な裏選出が欲しかったので
カプ・コケコとボーマンダを採用することに。
ビートダウンのメタ的な動きと、積みサイクルのような攻撃的な動きを両立する事で
選出と対応力の幅を広げる為、当初は壁コケコからの積み展開というラインを考えたが
安易な先発コケコは対策されやすく、弱いと感じた為に壁鬼火ミミッキュを採用。
ボーマンダで誘導したポリ2やマンムーを起点にする事が可能で
オニゴーリ、テテフ辺りともある程度打ち合えるポケモンとしてハッサムを採用。
ポリ2に強いポケモンが1体、しかもメガ枠だけでは不安が残り
ハッサムもテッカグヤに対しては弱い為
パーティの欠陥を埋めるべく最後にカプ・レヒレを採用。
■カプ・コケコ@命の珠 エレキメイカー
控えめ 145-x-106(4)-161(252)-95-182(252)
10万ボルト マジカルシャイン 身代わり 挑発
・10万ボルト(エレキ下)
177-151 カプ・レヒレ確1
167-171 ギルガルド確2
・マジカルシャイン
183-106 ガブリアスを13/16 確1
185-81 マンムー 確2
テッカグヤやカプ・レヒレとの対面で身代わりを押して
相手の後出しガブリアスやマンムーにマジカルシャインを入れる動きを狙う。
レヒレやカグヤがコケコに対して突っ張る動きも考えられるが
こちらが見せ合いでマンダとハッサムを見せている以上
序盤のサイクルで役割放棄する可能性は低い。
環境には臆病コケコしかいないが、明確な意図があれば控えめも採用価値があると考える。
先発には出さず、後発から有利対面を作り出してアドバンテージを得ていく。
■ボーマンダ@メガ石 威嚇→スカイスキン
意地っ張り 171(4)-216(252)-150-x-110-172(252)
捨て身タックル 地震 羽休め 竜の舞
シンプルに強い努力値配分と技構成。
フィニッシャーとしての役割を持たせている為
削れたテッカグヤなどに対しても僅かに高いダメージが望めるよう意地っ張りとした。
相手のポリ2やカグヤを誘導する事が役割の見せポケなので、基本的にはあまり選出しない。
■ドサイドン@いわZ ハードロック
勇敢 191(4)-211(252)-150-x-107(252)-40
地震 岩石砲 氷の牙 瓦割り
・ワールズエンドフォール
177-135 カプ・レヒレ 確1
177-120 ハッサム 確1
204-123 テッカグヤ 11/16で確1
・氷の牙
183-116 ガブリアスを15/16で確1
本構築の主軸。
仮想敵はBに振っている事が多い為、実際には確1を取れない事も多いが
ハッサムやマンダの圏内まで削れば仕事は完了なので、特に問題はない。
有利対面を一度作ればそのまま勝てる事が多く、非常に強力なポケモンだと感じた。
コケコやマンダに後出しして相手の受けを崩壊させる動きは勿論のこと
相手の並びによっては先発起用で1ターン目から圧力をかける事も可能。
いわZ岩石砲の威力は圧巻だが、相手がラス1であれば普通に岩石砲を撃てるのも高評価。
バトン構築に対してささやかな抵抗が出来る吠えると迷ったが
壁コケコを意識して瓦割りを採用。
性格は勇敢でも意地っ張りでも大差はない。
■ミミッキュ@光の粘土 ばけのかわ
陽気 145(116)-128(140)-100-x-125-162(252)
シャドークロー 鬼火 挑発 光の壁
・シャドークロー
177-95 カプ・テテフ 確2
・耐久
C200 カプ・テテフのフィールド下サイキネを壁下で2耐え
クレッフィやキュウコンのような選出画面の時点で壁貼りと主張するポケモンは動かしにくいので
壁はコケコやミミッキュのような本来アタッカーのポケモンで貼るのが強いという持論により採用。
構築全体でテテフが重めなので、こちらの先発コケコを読んで出て来たテテフと対面させる事で
1ターン目からアドバンテージを得られるという事が多々あり、役割を十二分に果たしていた。
サイキネを2耐えするため、スカーフテテフに対しても壁→シャドークローの動きが可能。
■ハッサム@メガ石 テクニシャン→テクニシャン
意地っ張り 177(252)-187-160-x-149(228)-99(28)
バレットパンチ 泥棒 羽休め 剣の舞
・耐久
C200 眼鏡カプ・テテフ フィールド下サイキネ2耐え
・S
S20振りメガハッサム抜き
壁下での運用も想定していたため、慎重HDは耐久が過剰だと考え意地っ張りに。
僅かな火力差ではあるが、意地っ張りだったお陰で勝てた試合も多数あったので正解だった。
A+4泥棒+バレパンで177-160メガハッサムを確定で落とせるのも嬉しい。
■カプ・レヒレ@食べ残し ミストメイカー
177(252)-x-135-152(188)-150-114(68)
なみのり ムーンフォース みがわり 瞑想
・ムーンフォース
C+2で191-172ポリ2を超高乱数2
・耐久
C125ポリ2の放電をD+1で身代わりが確定耐え
・S
準速テッカグヤ抜き
アタッカーとして採用したためBには振らず、Cを厚くした。
外しを嫌って今回は波乗りにしたが、ハイポンであればC+1でコケコを落とせたりするので
瞑想ハイポンスイクンのようなイメージで運用するならハイポンも十分ありだと感じた。
◆実績
SGCシングル厨のつどい A6ブロック予選1位抜け 決勝トーナメント ベスト6
32人規模大会 予選1位抜け 優勝
シングルレート 20戦 18勝2敗
◆後書き
オフ当日の朝9時に完成した構築の為、理解度不足を起因とする敗戦が数試合ありました。
次回以降はこのような事がないよう、早めからの準備を心掛けたい所です。
SGCシングル厨のつどいには2日間スタッフとして参加しましたが
演出などが群を抜いており、まさにゲームの祭典といった印象で非常に良い経験になりました。
北海道から飛行機で4時間かけて会場まで行った甲斐がありました。
この経験を活かして、北海道のオフ環境を更に盛り上げていきたいと思います。
2017年もりるたそとりるおふ!を宜しくお願い致します!
拙い文章を最後までお読み頂き、ありがとうございました。
◆Special Thanks
朱雀さん
すぺらんかーさん
オフ直前に親個体を提供して頂いた事により無事構築を完成させる事が出来ました。
本当にありがとうございました。
ガブクレセスイッチ
第六回りるおふ!で使用した構築。
― コンセプト ―
意地スカガブが多い環境に合わせ、ガブに勝てるガブ入り構築を使いたいと思ったのが原点。
最初に思いついたのが、陽気スカーフ。
鮫肌ダメだけで相手の意地スカガブを倒せるなど、非常に優秀だが
火力が足りないため、後続にかける負担が少ない上、ともすれば起点にされてしまう。
さらにはメタレースが進行すれば陽気スカガブの割合が増加する可能性もあり、安定していない。
こうした紆余曲折の末「他のポケモンでSを操作して鉢巻ガブで抜く」という一つの結論に至る。
蛇睨みジャロ、電磁波ボルト、追い風アロー、トリルクレセなどが候補にあがったが
先発でガブミラーになった場合に引き先としても活用したいと考え、トリルクレセに白羽の矢が立った。
こうして鉢巻ガブリアス+トリルクレセリアという並びが完成。
この並びだけでは安定感に欠けるため、役割集中としての側面を創出し
汎用性の高いハイブリッドになるよう意識して残りの4体を選定した。
― 構築詳細 ―
ポケモン名 | 性格 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ガルーラ | 意地っ張り | メガストーン | ねこだまし | 捨て身タックル | ふいうち | 冷凍パンチ | きもったま→おやこあい |
ガブリアス | 意地っ張り | 鉢巻 | げきりん | じしん | ストーンエッジ | ダブルチョップ | 鮫肌 |
クレセリア | 図太い | ゴツゴツメット | サイコキネシス | 冷凍ビーム | トリックルーム | 三日月の舞 | 浮遊 |
リザードン | 控えめ | メガストーンY | オーバーヒート | ソーラービーム | 火炎放射 | ニトロチャージ | 猛火→日照り |
ボルトロス | 穏やか | オボンの実 | 10万ボルト | きあいだま | 電磁波 | 悪巧み | いたずらごころ |
ローブシン | 意地っ張り | 突撃チョッキ | ドレインパンチ | マッハパンチ | 冷凍パンチ | じしん | 根性 |
■ガルーラ@メガストーン
181(4)-161(252)-100-x-100-142(252)
181(4)-194(252)-120-x-120-152(252)
ねこだまし すてみタックル 冷凍パンチ ふいうち
主軸ではなく補完としての採用のため、ねこすてみ型。
クレセをクッションにしてガルーラを複数回場に出して猫で削りを入れる動きが強い。
ガルーラでクレセに勝つ必要がない構築なので、ASに振り切った。
■ガブリアス@こだわり鉢巻
191(60)-199(244)-116(4)-x-130(196)-123(4)
げきりん じしん ストーンエッジ ダブルチョップ
げきりん
207-183 スイクン 確2(52.6%〜62.8%)
215-187 カバルドン確2(50.6%〜60%)
227-189 クレセリア高乱数2(47.5%〜55.9%)
ストーンエッジ
175-123 ファイアロー火傷状態で確1(102.8%〜123.4%)
ダブルチョップ
135-101 キノガッサ超高乱数1(49.6%〜58.5%)
特殊耐久
C177珠ボルトのめざ氷を上から1つ切って確耐え(84.2%〜100.5%)
Sのラインはかなり迷ったが、トリル下でメガガルーラを抜きたかったので最低限のラインに設定。
クレセリアのC96冷凍ビーム+ゴツメ×2を耐えるので、なんと対面で迷いなく逆鱗を選択出来る。
■クレセリア@ゴツゴツメット
227(252)-x-170(116)-113(140)-150-105
サイコキネシス れいとうビーム トリックルーム 三日月の舞
サイコキネシス
191-127 メガガルーラの身代わりを87.5%の確率で破壊
構築のクッション担当。
メガガルに身代わりを残されないよう、努力値をCに大きく割いたため
弊害としてBが下がってしまったが、トリル三日月の遂行に影響ははなかった。
■リザードン@メガストーンY
154(4)-111-98-232(252)-135-152(252)
オーバーヒート ソーラービーム 火炎放射 ニトロチャージ
オーバーヒート
209-120 メガガルーラ確1(101.9%〜120.5%)
252-124 カバルドン高乱数1(96.2%〜113.4%)
ソーラービーム
206-101 マリルリ確1(100.9%〜119.4%)
157-128 水ロトム確1(104.4%〜123.5%)
流行のカバ+ガルーラのような構築相手に先発で出してしばくために採用。
HB調整したかったが、オバヒのカバへの乱数を考慮するとCは全振りするしかなく
ガルーラとのS勝負を考慮するとS全振りがベターなので、結局CS252になった。
ガブはオバヒ2発で落とせるため、めざ氷は使用頻度が低いと考え採用を見送った。
■ボルトロス@オボンの実
185(244)-x-100(76)-146(4)-128(132)-138(52)
10万ボルト きあいだま でんじは わるだくみ
物理耐久
A233 メガバシャーモのフレアドライブを上から1つ切って耐える(85.4%〜100.5%)
特殊耐久
オボン込みで良い感じに色々耐える
特殊ポケモンを起点にするため穏やかで採用。
耐久ボルトミラーで先に動けるようにSには多めに割いた。
クッション、展開阻止、積みアタッカーとしての役割がある。
臆病HSや図太いHBの場合、めざ氷は優先的に採用したい技だが
穏やかは一番めざ氷が向かない性格だと考えているので、きあいだまにした。
■ローブシン@とつげきチョッキ
207(212)-210(244)-115-75-92(52)-45
ドレインパンチ マッハパンチ れいとうパンチ じしん
特殊耐久
C177珠ボルトロスの10万2ボルト2耐え(42%〜49.7%)
C211メガリザードンYのオバヒ確耐え(81.6%〜96.1%)
岩技がないのでオバヒ耐えは無駄だが、珠10万2耐えは重要。
ギルガルドに対して有利に立ち回れる点や
トリル下でメガゲンガーを超高乱数で落とせる点を評価して地震を採用。
鉄の拳も考えたが、今回はスタン選出に組み込みやすいチョッキとした。
トリル下のローブシンが非常に強く、専用のパーティを組みたいと思うほどだった。
― 後書き ―
オフ専用に作った構築なので、一発芸要素を持った尖ったものになっている。
オフ会ではコンセプト通りの動きを見せ、予選ブロック5勝1敗の1位抜けから準優勝まで行けた。
オフ専用構築という事もあり、レートに潜る気は当初全くなかったが
レートで盛り上がっているTLを眺めていると潜りたくなり
最終日の0時にレリセして1時間ほど潜ったところ10勝0敗だった。
レートに潜る際、メガリザードンYをヒードランに変更。
潜り始めるのが遅すぎたと正直後悔している。
催眠術ゲンガーに対して「避ける」ことで回答していたりと
欠陥も多いパーティなので、今後も少しずつ改良していきたい。
お読み頂きありがとうございました。
これからも結果を残せるよう頑張ります。
マンダヒートナット
結果は予選3勝2敗で直接対決に負けていたため、惜しくも予選落ち。
毒羽ボーマンダから組み始め、2体目は当初ヒードランだった。
机上では攻撃面での相性はかなり良いと感じたが
メジャーなポケモンのボルトロス,ライコウ,マンムーに一貫を取られるなど
防御面での問題が多く、早々に頓挫。
ヒードランのかわりになるボーマンダの相方を探し続けていたところ
攻撃面、防御面ともに相性が良いヒートロトムというポケモンを発見。
これは…もしや大発見か…!かと思いGoogleで検索をしてみたところ
ボーマンダとヒートロトムの相性の良さはポケ勢にとって常識のようだったので
黒塗りの高級車に追突した後、枕を濡らして寝た。
FCロトムのタイプ,特性などは高く評価しているが、基本の数値が足りないので
あまり積極的に採用したくはないと考えていたが
ボーマンダの威嚇と組み合わせる事で上位環境でも戦える数値になると確信し、今回採用するに至った。
3体目にはクッションとしての性能も高く水タイプの一貫を切れるナットレイ。
4体目にはギルガルドが入っていない対面構築,リザードン,ゲッコウガを意識してローブシン。
5体目には受けループやオニゴーリに比較的強く出られるサーナイト。
最後にパーティ全体で重いどくまもドランを逆に起点に出来るスイクンを投入にしてβ完成とした。
サーナイトはあくまで受けループとオニゴーリを見る枠なので
グロパン炎パンチ両立ガルーラ、気合玉身代わり持ちピン滅びゲンガーでも代用出来るが
ガルーラやゲンガーにするとボーマンダが出せない場合の相手のブシンやバシャが厳しいので迷い所。
■使用構築■
マンダヒートナットβ
ポケモン名 | 性格 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ボーマンダ | 陽気 | メガストーン | 捨て身タックル | どくどく | はねやすめ | みがわり | 威嚇 |
ヒートロトム | 控えめ | 眼鏡 | オーバーヒート | 10万ボルト | ボルトチェンジ | トリック | 浮遊 |
ナットレイ | 腕白 | ゴツゴツメット | ジャイロボール | 叩き落す | 電磁波 | やどりぎのタネ | 鉄の棘 |
ローブシン | 意地っ張り | チョッキ | ドレインパンチ | マッハパンチ | ストーンエッジ | 叩き落す | 根性 |
サーナイト | 控えめ | メガストーン | ハイパーボイス | サイコショック | めざ炎 | 挑発 | トレース |
スイクン | 図太い | カゴの実 | 熱湯 | 冷凍ビーム | 瞑想 | 眠る | プレッシャー |
今はスイクンをマンムーに変えた。
レーティングで使っている構築なので個別紹介は控える。
この構築は曲がりなりにもサイクルにカテゴライズされると考えているが
ヒートロトムの耐久は心許なく受け出しは良くて2回、普通は1回が限度なため
パッシブな構築というよりは、アクティブな構築。
読みという名の神頼みや釣り出し交換を駆使して行く事で勝利していく危険なヤクザスタンスなので
全くは安定はしないが、使っていて楽しいので大好きなパーティ。
ゲームはやっぱり何より楽しくなくっちゃね。
バシャライコウランド
6月6日に北海道大学ポケモンサークルにて開催された
北大バトルレボリューションという対戦会に今年も参加して来ました。
対戦参加者は30名ほど。
6人1ブロックの計5ブロックに分け、総当たり戦を行い
各ブロック上位2名のプレイヤーが決勝トーナメント進出といった形式。
私は予選を4勝1敗で1位通過し、トーナメントも順調に勝ち進んで優勝する事が出来ました。
これで北大バトルレボリューションに関しては3連覇となるので、非常に嬉しいです。
■使用構築■
バシャライコウランドβ
ポケモン名 | 性格 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バシャーモ | 意地っ張り | メガストーン | 飛び膝蹴り | フレアドライブ | 剣舞 | まもる | 猛火 |
ライコウ | 臆病 | 磁石 | 10万ボルト | ボルトチェンジ | めざ氷 | 瞑想 | プレッシャー |
霊獣ランドロス | 意地っ張り | 突撃チョッキ | 地震 | 岩石封じ | 叩き落す | とんぼ返り | 威嚇 |
ナットレイ | 腕白 | ゴツゴツメット | ジャイロボール | パワーウィップ | 電磁波 | ステルスロック | 鉄の棘 |
サーナイト | 控えめ | メガストーン | ハイパーボイス | サイコショック | めざ炎 | 挑発 | トレース |
スイクン | 図太い | カゴの実 | 熱湯 | 冷凍ビーム | 瞑想 | 眠る | プレッシャー |
―個別紹介―
■バシャーモ@メガストーン
171(124)-189(252)-91(4)-x-92(12)-115(116)
171(124)-233(252)-101(4)-x-102(12)-135(116)
飛び膝蹴り フレアドライブ 剣の舞 まもる
―火力―
ステロダメ+剣舞飛び膝で207-183スイクンを確1(100.5%〜118.9%)
今回の構築のスタート。
ステロ+剣舞の突破力は筆舌に尽くし難いものがある。
剣の舞の枠には雷パンチ、岩雪崩、叩き落すなどのサブウェポンが入っている場合が多いが
全てのポケモンをバシャーモ1体で見る必要はないと考え、今回は上記の構成とした。
スイクンは†剣の舞†の起点。
バシャの技を飛び膝にすべきか馬鹿力にすべきかは
キノコ派とタケノコ派の争いと並ぶほどに熾烈として有名だが
今回はフィニッシャーとして採用しているのですんなり飛び膝が入った。
飛び膝蹴りを外す→twitterで運負けを主張する→リムられる
という流れは鉄板となっているので
飛び膝を良く外すプレイヤーは友達が少ないのではないだろうかと思うと
心が痛んで夜しか眠れない。
■ライコウ@磁石
165-x-95-167(252)-121(4)-183(252)
10万ボルト ボルトチェンジ めざめるパワー氷 瞑想
主に先発で出し、ボルチェンでサイクルを回しながら相手の選出を割り出す。
相手の選出がライコウに薄い場合、フィニッシャーとして運用する事も考慮して
瞑想を採用することで、終盤での抜き性能を高めた。
なぜ磁石を持たせているのかと質問を頂く事も多いが
珠の反動ダメや眼鏡の技固定のようにデメリットがない
持ち物が磁石しかなかったので消去法で仕方なく選んだという微妙な理由。
しかし、磁石の火力のお陰で勝てた試合もあるので案外侮れない。
珠を持たせると反動ダメがきつく感じ
眼鏡を持たせると打ち分け出来ない小回りのきかなさに不自由さを感じ
磁石を持たせると火力がほんの少し足りないという際どいポケモン。
何を持たせるのかはプレイヤーの好み次第だと考えている。
■霊獣ランドロス@突撃チョッキ
195(244)-188(44)-120(76)-x-107(52)-123(92)
地震 岩石封じ 叩き落す とんぼ返り
―火力―
地震で183-116ガブリアスを確定2発(50.8%〜59.5%)
―耐久―
A146鉢巻ファイアローのブレバを威嚇込で2耐え(42%〜49.7%)
A172メガクチートのじゃれつく+ふいうちを威嚇込で耐える(49.7%〜58.9%+29.2%〜34.8%)
C232メガリザYの晴れオバヒを確耐え(82%〜96.9%)
C194サザンドラの眼鏡悪波を85.49%の確率で2発耐える(43%〜50.7%)
C190メガゲンガーのシャドボを83.15%の確率で3発耐える(27.6%〜32.8%)
―素早さ―
通常時70族抜き
岩石封じで115族抜き
電気と地面の一貫を切る枠。
最初はゴツメで採用するつもりだったが
昨今のガルーラの冷凍パンチ所持率を鑑みると
ゴツメランドは使い辛いと考え、チョッキを持たせた。
ライコウランドのラインでとんボルチェン展開を狙う。
■ナットレイ@ゴツゴツメット
181(252)-108(44)-178(252)-x-136-27
ジャイロボール パワーウィップ 電磁波 ステルスロック
―火力―
ジャイロボールで183-116ガブリアスが97.6%の確率で2発(48%〜57.3%)
―耐久―
A177メガガルーラの炎のパンチをほぼ耐える(57.4%〜68.5%+26.5%〜33.1%)
上記3体では水が一貫しているため
水半減のポケモンを探し、ナットレイに決めた。
ナットレイはとにかく起点にされやすいポケモンなので
ジャイロと電磁波を両立する事で相手の展開を阻止する事に重きを置いた。
■サーナイト@メガストーン
175(252)-x-106(164)-165(40)-136(4)-106(48)
175(252)-x-106(164)-203(40)-156(4)-126(48)
ハイパーボイス サイコショック めざめるパワー炎 挑発
―火力―
ハイパーボイスで207-135スイクンを98.63%の確率で2発(49.2%〜58.4%)
―耐久―
A182鉢巻ガブリアスの地震確耐え(82.8%〜98.2%)
A146鉢巻ファイアローのブレバ確耐え(80.5%〜94.8%)
A233メガバシャのフレドラを87.89%の確率で耐える(85.7%〜101.1%)
A216霊獣ランドの地震を威嚇込75.53%の確率で2耐え(43.4%〜52%)
C222メガゲンガーのヘドロ爆弾確耐え(83.4%〜99.4%)
―素早さ―
最速バンギラス+2(最速バンギラス抜き調整のサンダー意識)
裏のメガ進化枠。
ライコウランドハッサムスイクンなどの並びを1体で削れる非常に優秀なポケモン。
受けループを意識してめざ炎+挑発の構成に。
Sに厚く振ったメガサーナイトが強いのは重々承知しているが
今回はサイクル構築という事もあり、比較的有利対面を作りやすいので
素早さよりも死に出しから出て来るメガバシャなどに隙を見せないようにするためBに厚くした。
バシャーモのようにメガ進化する場合としない場合で仮想敵が変わるポケモンを軸とするとき
メガ進化可能なポケモンがパーティにバシャだけだと、見せ合いで珠バシャーモの線を切られてしまうので
2体目のメガ進化ポケモンは是非入れたいと考えている。
例えば自分のパーティに霊獣ランドとスイクンがいて、見せ合いで相手にバシャーモがいた場合
メガ進化すると分かっていれば霊獣ランドのみ選出すれば対応出来るが
珠バシャの可能性まで考慮するとスイクンを出す必要が生じ、結果的に選出が歪む。
オフの感想戦でもサナがメガでバシャは珠だと思っていたというお話を聞いたので
選出誘導の効果は少なからずあったと確信している。
■スイクン@カゴの実
207(252)-165(116)-110-135-123(140)
ねっとう 冷凍ビーム 瞑想 眠る
クレセドランなどの並びが重いので、誤魔化しとして最後に採用。
ガルーラがガルーラだから採用されるように
スイクンがスイクンであるために採用してしまったので
パーティの中でこの枠だけはしっかりと煮詰め切れておらず、未だ疑問符が残る。
霊獣ランドとゴツメナットが既にいる事もあり
物理受けとしての役割は持たせていないので、出来るだけSに厚く振る事で
相手の後ろのテクニガッサを恐れずに瞑想を積めるようにしたところ
副産物としてサンダーなどに対しても先制で動けるようになったため非常に強かった。
バトンパにも薄いので冷凍ビームの枠は吠えるとかなり迷ったが
バトンパはただでさえ数が少なく、オフの決勝トナメや高レート帯にも中々上がって来ない構築なので
潔く対策を切って、汎用性の高い冷凍ビームの採用とした。
■構築の流れ■
ボーマンダがORAS発売直後よりは減少していると感じられたため
マンダ以外のメガ進化に強く出られるメガバシャを軸としようと決意。
せっかく軸にするなら、ということで多様なバシャの型の中でも突破力が特に高いメガ剣舞型に。
2体目の電気枠は当初ボルトロスにする予定だったが
バシャ+ボルトという並びだと相手のボルトが重くなりがちなため
ボルトに強い電気枠という点を評価してライコウを採用。
地面の一貫が生まれたので霊獣ランドロスを採用する事でケア。
水タイプの攻撃を受ける事が出来てキノコの胞子なども透かせるナットレイを採用。
ここまでで受けループがどうしようもないため、めざ炎挑発サーナイトを5体目に採用。
最後に重いクレセドランなどの並びを誤魔化せるスイクンを投入してβ構築完成とした。
基本選出は一応バシャライコウランドだが、相手のパーティによって柔軟に選出を変更していくので
実質的に基本選出はあってないようなものであり、そこが強みになっている。
今回も時間がなく、オフ当日の午前4時に構築が完成するという始末だったため
エルフドランなどの厳しい並びも多く、完璧な構築と呼ぶには程遠いが
バシャ+ライコウ+ランド+ナットという並びのポテンシャルはかなり高かったので
暫くはこの構築の調整を続け、完成度を上げて行きたい所。
――――
北大バトルレボリューション運営スタッフの皆様、お疲れ様でした。
楽しい対戦会を提供して頂き、感謝しています。
そして私と対戦して下さった皆様、ありがとうございました。
再び皆様と楽しい対戦が出来る日を楽しみにしております。
Special Thanks!
前日の深夜に霊獣ランドロスを貸してくれた某氏
最後に宣伝ですが、北海道札幌市で7/19(日)に
シングルバトルの対戦オフ、第五回りるおふ!を開催する予定です。
詳細が決まり次第、別途大々的に告知しますので奮ってご参加ください!
なんと三連休の中日ですよっ!
拙い文章を最後までお読み頂きありがとうございました。