ガブクレセスイッチ
第六回りるおふ!で使用した構築。
― コンセプト ―
意地スカガブが多い環境に合わせ、ガブに勝てるガブ入り構築を使いたいと思ったのが原点。
最初に思いついたのが、陽気スカーフ。
鮫肌ダメだけで相手の意地スカガブを倒せるなど、非常に優秀だが
火力が足りないため、後続にかける負担が少ない上、ともすれば起点にされてしまう。
さらにはメタレースが進行すれば陽気スカガブの割合が増加する可能性もあり、安定していない。
こうした紆余曲折の末「他のポケモンでSを操作して鉢巻ガブで抜く」という一つの結論に至る。
蛇睨みジャロ、電磁波ボルト、追い風アロー、トリルクレセなどが候補にあがったが
先発でガブミラーになった場合に引き先としても活用したいと考え、トリルクレセに白羽の矢が立った。
こうして鉢巻ガブリアス+トリルクレセリアという並びが完成。
この並びだけでは安定感に欠けるため、役割集中としての側面を創出し
汎用性の高いハイブリッドになるよう意識して残りの4体を選定した。
― 構築詳細 ―
ポケモン名 | 性格 | 持ち物 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ガルーラ | 意地っ張り | メガストーン | ねこだまし | 捨て身タックル | ふいうち | 冷凍パンチ | きもったま→おやこあい |
ガブリアス | 意地っ張り | 鉢巻 | げきりん | じしん | ストーンエッジ | ダブルチョップ | 鮫肌 |
クレセリア | 図太い | ゴツゴツメット | サイコキネシス | 冷凍ビーム | トリックルーム | 三日月の舞 | 浮遊 |
リザードン | 控えめ | メガストーンY | オーバーヒート | ソーラービーム | 火炎放射 | ニトロチャージ | 猛火→日照り |
ボルトロス | 穏やか | オボンの実 | 10万ボルト | きあいだま | 電磁波 | 悪巧み | いたずらごころ |
ローブシン | 意地っ張り | 突撃チョッキ | ドレインパンチ | マッハパンチ | 冷凍パンチ | じしん | 根性 |
■ガルーラ@メガストーン
181(4)-161(252)-100-x-100-142(252)
181(4)-194(252)-120-x-120-152(252)
ねこだまし すてみタックル 冷凍パンチ ふいうち
主軸ではなく補完としての採用のため、ねこすてみ型。
クレセをクッションにしてガルーラを複数回場に出して猫で削りを入れる動きが強い。
ガルーラでクレセに勝つ必要がない構築なので、ASに振り切った。
■ガブリアス@こだわり鉢巻
191(60)-199(244)-116(4)-x-130(196)-123(4)
げきりん じしん ストーンエッジ ダブルチョップ
げきりん
207-183 スイクン 確2(52.6%〜62.8%)
215-187 カバルドン確2(50.6%〜60%)
227-189 クレセリア高乱数2(47.5%〜55.9%)
ストーンエッジ
175-123 ファイアロー火傷状態で確1(102.8%〜123.4%)
ダブルチョップ
135-101 キノガッサ超高乱数1(49.6%〜58.5%)
特殊耐久
C177珠ボルトのめざ氷を上から1つ切って確耐え(84.2%〜100.5%)
Sのラインはかなり迷ったが、トリル下でメガガルーラを抜きたかったので最低限のラインに設定。
クレセリアのC96冷凍ビーム+ゴツメ×2を耐えるので、なんと対面で迷いなく逆鱗を選択出来る。
■クレセリア@ゴツゴツメット
227(252)-x-170(116)-113(140)-150-105
サイコキネシス れいとうビーム トリックルーム 三日月の舞
サイコキネシス
191-127 メガガルーラの身代わりを87.5%の確率で破壊
構築のクッション担当。
メガガルに身代わりを残されないよう、努力値をCに大きく割いたため
弊害としてBが下がってしまったが、トリル三日月の遂行に影響ははなかった。
■リザードン@メガストーンY
154(4)-111-98-232(252)-135-152(252)
オーバーヒート ソーラービーム 火炎放射 ニトロチャージ
オーバーヒート
209-120 メガガルーラ確1(101.9%〜120.5%)
252-124 カバルドン高乱数1(96.2%〜113.4%)
ソーラービーム
206-101 マリルリ確1(100.9%〜119.4%)
157-128 水ロトム確1(104.4%〜123.5%)
流行のカバ+ガルーラのような構築相手に先発で出してしばくために採用。
HB調整したかったが、オバヒのカバへの乱数を考慮するとCは全振りするしかなく
ガルーラとのS勝負を考慮するとS全振りがベターなので、結局CS252になった。
ガブはオバヒ2発で落とせるため、めざ氷は使用頻度が低いと考え採用を見送った。
■ボルトロス@オボンの実
185(244)-x-100(76)-146(4)-128(132)-138(52)
10万ボルト きあいだま でんじは わるだくみ
物理耐久
A233 メガバシャーモのフレアドライブを上から1つ切って耐える(85.4%〜100.5%)
特殊耐久
オボン込みで良い感じに色々耐える
特殊ポケモンを起点にするため穏やかで採用。
耐久ボルトミラーで先に動けるようにSには多めに割いた。
クッション、展開阻止、積みアタッカーとしての役割がある。
臆病HSや図太いHBの場合、めざ氷は優先的に採用したい技だが
穏やかは一番めざ氷が向かない性格だと考えているので、きあいだまにした。
■ローブシン@とつげきチョッキ
207(212)-210(244)-115-75-92(52)-45
ドレインパンチ マッハパンチ れいとうパンチ じしん
特殊耐久
C177珠ボルトロスの10万2ボルト2耐え(42%〜49.7%)
C211メガリザードンYのオバヒ確耐え(81.6%〜96.1%)
岩技がないのでオバヒ耐えは無駄だが、珠10万2耐えは重要。
ギルガルドに対して有利に立ち回れる点や
トリル下でメガゲンガーを超高乱数で落とせる点を評価して地震を採用。
鉄の拳も考えたが、今回はスタン選出に組み込みやすいチョッキとした。
トリル下のローブシンが非常に強く、専用のパーティを組みたいと思うほどだった。
― 後書き ―
オフ専用に作った構築なので、一発芸要素を持った尖ったものになっている。
オフ会ではコンセプト通りの動きを見せ、予選ブロック5勝1敗の1位抜けから準優勝まで行けた。
オフ専用構築という事もあり、レートに潜る気は当初全くなかったが
レートで盛り上がっているTLを眺めていると潜りたくなり
最終日の0時にレリセして1時間ほど潜ったところ10勝0敗だった。
レートに潜る際、メガリザードンYをヒードランに変更。
潜り始めるのが遅すぎたと正直後悔している。
催眠術ゲンガーに対して「避ける」ことで回答していたりと
欠陥も多いパーティなので、今後も少しずつ改良していきたい。
お読み頂きありがとうございました。
これからも結果を残せるよう頑張ります。