バシャライコウランド

6月6日に北海道大学ポケモンサークルにて開催された
北大バトルレボリューションという対戦会に今年も参加して来ました。

対戦参加者は30名ほど。
6人1ブロックの計5ブロックに分け、総当たり戦を行い
各ブロック上位2名のプレイヤーが決勝トーナメント進出といった形式。
私は予選を4勝1敗で1位通過し、トーナメントも順調に勝ち進んで優勝する事が出来ました。
これで北大バトルレボリューションに関しては3連覇となるので、非常に嬉しいです。

■使用構築■

バシャライコウランドβ

ポケモン 性格 持ち物 技1 技2 技3 技4 特性
バシャーモ 意地っ張り メガストーン 飛び膝蹴り フレアドライブ 剣舞 まもる 猛火
ライコウ 臆病 磁石 10万ボルト ボルトチェンジ めざ氷 瞑想 プレッシャー
霊獣ランドロス 意地っ張り 突撃チョッキ 地震 岩石封じ 叩き落す とんぼ返り 威嚇
ナットレイ 腕白 ゴツゴツメット ジャイロボール パワーウィップ 電磁波 ステルスロック 鉄の棘
サーナイト 控えめ メガストーン ハイパーボイス サイコショック めざ炎 挑発 トレース
スイクン 図太い カゴの実 熱湯 冷凍ビーム 瞑想 眠る プレッシャー

―個別紹介―

バシャーモ@メガストーン
171(124)-189(252)-91(4)-x-92(12)-115(116)
171(124)-233(252)-101(4)-x-102(12)-135(116)
飛び膝蹴り フレアドライブ 剣の舞 まもる

―火力―
ステロダメ+剣舞飛び膝で207-183スイクンを確1(100.5%〜118.9%)

今回の構築のスタート。
ステロ+剣舞の突破力は筆舌に尽くし難いものがある。
剣の舞の枠には雷パンチ、岩雪崩、叩き落すなどのサブウェポンが入っている場合が多いが
全てのポケモンバシャーモ1体で見る必要はないと考え、今回は上記の構成とした。
スイクンは†剣の舞†の起点。

バシャの技を飛び膝にすべきか馬鹿力にすべきかは
キノコ派とタケノコ派の争いと並ぶほどに熾烈として有名だが
今回はフィニッシャーとして採用しているのですんなり飛び膝が入った。
飛び膝蹴りを外す→twitterで運負けを主張する→リムられる
という流れは鉄板となっているので
飛び膝を良く外すプレイヤーは友達が少ないのではないだろうかと思うと
心が痛んで夜しか眠れない。

ライコウ@磁石
165-x-95-167(252)-121(4)-183(252)
10万ボルト ボルトチェンジ めざめるパワー氷 瞑想

主に先発で出し、ボルチェンでサイクルを回しながら相手の選出を割り出す。
相手の選出がライコウに薄い場合、フィニッシャーとして運用する事も考慮して
瞑想を採用することで、終盤での抜き性能を高めた。
なぜ磁石を持たせているのかと質問を頂く事も多いが
珠の反動ダメや眼鏡の技固定のようにデメリットがない
持ち物が磁石しかなかったので消去法で仕方なく選んだという微妙な理由。
しかし、磁石の火力のお陰で勝てた試合もあるので案外侮れない。
珠を持たせると反動ダメがきつく感じ
眼鏡を持たせると打ち分け出来ない小回りのきかなさに不自由さを感じ
磁石を持たせると火力がほんの少し足りないという際どいポケモン
何を持たせるのかはプレイヤーの好み次第だと考えている。

■霊獣ランドロス@突撃チョッキ
195(244)-188(44)-120(76)-x-107(52)-123(92)
地震 岩石封じ 叩き落す とんぼ返り

―火力―
地震で183-116ガブリアスを確定2発(50.8%〜59.5%)

―耐久―
A146鉢巻ファイアローのブレバを威嚇込で2耐え(42%〜49.7%)
A172メガクチートのじゃれつく+ふいうちを威嚇込で耐える(49.7%〜58.9%+29.2%〜34.8%)
C232メガリザYの晴れオバヒを確耐え(82%〜96.9%)
C194サザンドラの眼鏡悪波を85.49%の確率で2発耐える(43%〜50.7%)
C190メガゲンガーのシャドボを83.15%の確率で3発耐える(27.6%〜32.8%)

―素早さ―
通常時70族抜き
岩石封じで115族抜き

電気と地面の一貫を切る枠。
最初はゴツメで採用するつもりだったが
昨今のガルーラの冷凍パンチ所持率を鑑みると
ゴツメランドは使い辛いと考え、チョッキを持たせた。
ライコウランドのラインでとんボルチェン展開を狙う。

ナットレイ@ゴツゴツメット
181(252)-108(44)-178(252)-x-136-27
ジャイロボール パワーウィップ 電磁波 ステルスロック

―火力―
ジャイロボールで183-116ガブリアスが97.6%の確率で2発(48%〜57.3%)
―耐久―
A177メガガルーラの炎のパンチをほぼ耐える(57.4%〜68.5%+26.5%〜33.1%)

上記3体では水が一貫しているため
水半減のポケモンを探し、ナットレイに決めた。
ナットレイはとにかく起点にされやすいポケモンなので
ジャイロと電磁波を両立する事で相手の展開を阻止する事に重きを置いた。

サーナイト@メガストーン
175(252)-x-106(164)-165(40)-136(4)-106(48)
175(252)-x-106(164)-203(40)-156(4)-126(48)
ハイパーボイス サイコショック めざめるパワー炎 挑発

―火力―
ハイパーボイスで207-135スイクンを98.63%の確率で2発(49.2%〜58.4%)

―耐久―
A182鉢巻ガブリアス地震確耐え(82.8%〜98.2%)
A146鉢巻ファイアローのブレバ確耐え(80.5%〜94.8%)
A233メガバシャのフレドラを87.89%の確率で耐える(85.7%〜101.1%)
A216霊獣ランドの地震を威嚇込75.53%の確率で2耐え(43.4%〜52%)
C222メガゲンガーのヘドロ爆弾確耐え(83.4%〜99.4%)

―素早さ―
最速バンギラス+2(最速バンギラス抜き調整のサンダー意識)

裏のメガ進化枠。
ライコウランドハッサムスイクンなどの並びを1体で削れる非常に優秀なポケモン
受けループを意識してめざ炎+挑発の構成に。
Sに厚く振ったメガサーナイトが強いのは重々承知しているが
今回はサイクル構築という事もあり、比較的有利対面を作りやすいので
素早さよりも死に出しから出て来るメガバシャなどに隙を見せないようにするためBに厚くした。

バシャーモのようにメガ進化する場合としない場合で仮想敵が変わるポケモンを軸とするとき
メガ進化可能なポケモンがパーティにバシャだけだと、見せ合いで珠バシャーモの線を切られてしまうので
2体目のメガ進化ポケモンは是非入れたいと考えている。
例えば自分のパーティに霊獣ランドとスイクンがいて、見せ合いで相手にバシャーモがいた場合
メガ進化すると分かっていれば霊獣ランドのみ選出すれば対応出来るが
珠バシャの可能性まで考慮するとスイクンを出す必要が生じ、結果的に選出が歪む。
オフの感想戦でもサナがメガでバシャは珠だと思っていたというお話を聞いたので
選出誘導の効果は少なからずあったと確信している。

スイクン@カゴの実
207(252)-165(116)-110-135-123(140)
ねっとう 冷凍ビーム 瞑想 眠る

クレセドランなどの並びが重いので、誤魔化しとして最後に採用。
ガルーラがガルーラだから採用されるように
スイクンスイクンであるために採用してしまったので
パーティの中でこの枠だけはしっかりと煮詰め切れておらず、未だ疑問符が残る。

霊獣ランドとゴツメナットが既にいる事もあり
物理受けとしての役割は持たせていないので、出来るだけSに厚く振る事で
相手の後ろのテクニガッサを恐れずに瞑想を積めるようにしたところ
副産物としてサンダーなどに対しても先制で動けるようになったため非常に強かった。
バトンパにも薄いので冷凍ビームの枠は吠えるとかなり迷ったが
バトンパはただでさえ数が少なく、オフの決勝トナメや高レート帯にも中々上がって来ない構築なので
潔く対策を切って、汎用性の高い冷凍ビームの採用とした。

■構築の流れ■
ボーマンダORAS発売直後よりは減少していると感じられたため
マンダ以外のメガ進化に強く出られるメガバシャを軸としようと決意。
せっかく軸にするなら、ということで多様なバシャの型の中でも突破力が特に高いメガ剣舞型に。
2体目の電気枠は当初ボルトロスにする予定だったが
バシャ+ボルトという並びだと相手のボルトが重くなりがちなため
ボルトに強い電気枠という点を評価してライコウを採用。
地面の一貫が生まれたので霊獣ランドロスを採用する事でケア。
水タイプの攻撃を受ける事が出来てキノコの胞子なども透かせるナットレイを採用。
ここまでで受けループがどうしようもないため、めざ炎挑発サーナイトを5体目に採用。
最後に重いクレセドランなどの並びを誤魔化せるスイクンを投入してβ構築完成とした。
基本選出は一応バシャライコウランドだが、相手のパーティによって柔軟に選出を変更していくので
実質的に基本選出はあってないようなものであり、そこが強みになっている。

今回も時間がなく、オフ当日の午前4時に構築が完成するという始末だったため
エルフドランなどの厳しい並びも多く、完璧な構築と呼ぶには程遠いが
バシャ+ライコウ+ランド+ナットという並びのポテンシャルはかなり高かったので
暫くはこの構築の調整を続け、完成度を上げて行きたい所。

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北大バトルレボリューション運営スタッフの皆様、お疲れ様でした。
楽しい対戦会を提供して頂き、感謝しています。
そして私と対戦して下さった皆様、ありがとうございました。
再び皆様と楽しい対戦が出来る日を楽しみにしております。

Special Thanks!
前日の深夜に霊獣ランドロスを貸してくれた某氏

最後に宣伝ですが、北海道札幌市で7/19(日)
シングルバトルの対戦オフ、第五回りるおふ!を開催する予定です。
詳細が決まり次第、別途大々的に告知しますので奮ってご参加ください!
なんと三連休の中日ですよっ!

拙い文章を最後までお読み頂きありがとうございました。